霧ヶ峰には何度も来てしまいました。

学生の頃から数えると、スキーも含めて20回以上になるかなー。
もう、写真はどこかにいってしまったけど、40年ほど前、八島湿原を歩いた記憶が。

たしか、そのころビーナスラインが完成したと思うのですね。
当時は、建設反対運動もあったけど、ビーナスラインのおかげで自然と近づくことができるので、話は複雑になります。

当時住んでいた横浜から八王子まで行き、中央本線で諏訪へ、そして、バスで強清水経由で八島湿原まで行ったと思う。
今みたいに、簡単では無かったのですね。

もっとも当時は「カニ族」をしていた?ので苦にはならなかったのだけど。
(「カニ族」はリュックに寝袋や自炊のためのはんごうなどを詰め込み、安い急行列車に乗って、野宿などをしながら旅をする姿なんだけど、列車の狭い通路をカニのように横になって歩くから、そう呼ばれたのでした。そのころの学生の間で流行っていたのだよ)。

ところで、車山肩からちょっと入ったところのお花畑は同じ7月でも、がらっと変わるのです。
写真の1枚目は今年の7月5日に撮ったもの。緑の中にコバイケイソウやレンゲツツジの白と赤が目立つでしょ。
2枚目は7月19日、ニッコウキスゲに埋め尽くされていました。
これが、8月の半ばにはマツムシソウの紫色に変わるんだよね。
まるで、ニッコウキスゲが咲き終わるのを待っているようでしょ。

でも、なんと言ってもおすすめは青い空の下のニッコウキスゲだけどね。
日光の霧降高原などに見られるので、その名がついたらしいけど、正式な和名はゼンテイカ。植物図鑑などを出版する同じ出版社でも図鑑によって、ゼンテイカ(別名ニッコウキスゲ)、ニッコウキスゲ(別名ゼンテイカ)などと書いているので、お話しするときは一般に知れ渡ったニッコウキスゲがよいのだろうね。

そして夏はノビタキが渡ってくるので、ぼくとしては花と鳥の両方が見られる・・・なんて、前にも書いたけど・・・霧ヶ峰には、神奈川から渡ってこれずにはいられないんだよなー。

そう、ニッコウキスゲに止まるノビタキを撮るまでは通い続けるんだ。
ガソリン値上げで、大変だけどね。

2008/07/05

2008/07/19

2008/07/19