ウソ
今さら言われなくてもウソの名前の由来くらいわかってるよ、とおっしゃらずに聞いてください。それがおとなの対応というものです。
でね、うそぶくとは口笛を吹くことで、鳴き声が口笛にそっくりなので、その名前がついたと言うことなのです、「嘘」とはちがうのですね。現代、「うそぶく」とは、とぼけた知らないふりをするようなときにも使われるけど、口笛を吹いてとぼける情景からそう言われたのでしょうか。
そのウソの声はホントの口笛そのもの、ちょっと弱めな口笛といった感じですね。たいていはペアか群れで行動していて、フィーフィーと鳴きながら合図をしあっています。
鳴き声も弱々しいフィーフィーだし、とてもおっとりした鳥で、木の芽などの植物質が主食のようなので、あんまりすばしこくなくてもいいのでしょうね。おかげで体もややメタボ気味、ちょっと共感を覚える体格です。